マルタとマリア
2008年 08月 11日
お墓参りをすませたしーちゃんの妹たち(東京のおば82才、京都のおば77才)が
わが家に一泊した。
連絡を受けてから、
日頃いいかげんな掃除しかしていないお風呂や
しーちゃんの家とこちらの両方のトイレの掃除を念入りにしたり
寝具を干したり
猛暑の毎日、どんな料理を出そうかと
たいしてレパートリーがない中から考えたり。
こうして宿泊客を迎えるたびに、
ちょっと気持ちがしんどくなるたびに、
聖書のあの箇所を思う。
マルタとマリアの姉妹が、旅の途中のイエスさまを家に迎えることになって、
マルタはどのようにもてなすかに心を奪われ
なにも手伝わず、イエスさまの側でみ言葉に聞き入っているマリアに腹を立て
イエスさまに、自分だけが忙しい思いをしているが、
妹にも手伝うように言って欲しいと頼む。
「マルタ、マルタ。
あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。
しかし、どうしても必要なことはわずかです。
いや、ひとつだけです。
マリアはその良いほうを選んだのです。
・・・・・・・・・・」
ルカ10:41-42
わたしはこの所がどうしてもわからなかった。
マルタ側のわたしは
お客さまをもてなすのは大事なこと
みんながみ言葉に聞き入っていたら
ごはんの用意は誰がするのよ、と憤慨していたのだ。
礼拝のメッセージにもここはよく出てくるが
それでもわたしの思いは変わらなかった。
でもやっと最近、イエスさまのお言葉がわかるようになってきた。
お料理の品数が少なくても
部屋が少しぐらい汚れていても
ふかふかのお布団でなくても
喜んで迎える気持ちのほうがずっと大事だってこと。
来るほうも、そのほうが気楽で楽しいってこと。
なにもかもきちんと整えることは、お客さまを大切にしているようだが
実は、自分をよく見せたいと言う気持ちが働いているのだ。
そんなことを気づかせてもらってから
とっても楽に迎えられるようになった。
全然しんどくない、と言ったらうそになるが
手を抜くコツがわかったというか。^^;
ところでこの三人姉妹
お風呂上りにスイカを切って持っていくと
なにやらキャアキャア年甲斐もなく騒いでいる。
あはは、三人お肌のお手入れをしていました。
86才、82才が、77才のおばの指導の元
顔パックをしているのです。
「笑ったらアカンよ、しわができるからねえ。」と、おば。
「もうみんなシワだらけやのに。」と、わたし(心の中で)
そのあと、三人枕を並べて寝るのだが
場所を、くじで決めている。
楽しそうな三人姉妹の夜。
女きょうだいのいないわたしは、見ていてとても羨ましく思いました。
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ちょっと頑張りました。
台所の床、ワックスをかけてピカピカ
お客さまが来ると、家の中がきれいになって、やっぱり気持ちがよい(^v^)
by mariko0204
| 2008-08-11 22:54
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