恵みの中で…


by mariko0204

聖日礼拝

  「滞在する地での祝福」  創世記26:1~5、12~33

    あなたはこの地に、滞在しなさい。
    わたしはあなたとともにいて、あなたを祝福しよう。 創世記26:3


アブラハムの息子イサクは飢饉のとき(飢饉があると豊かな地に逃れたいと誰もが思う)
この地にとどまりなさいという主の言葉に聞き従った。
いろいろな困難はあったが、やがて留まった地で約束どおり祝福された。

という話を聴きながら
わたし自身の滞在する地を思いました。

舅姑との同居生活にすっかり疲れ果て、できることなら逃げ出したいと考えていた結婚当初。
息子を出産後は食事もあまり摂れず、食べても吐いてしまったり
今で言う拒食症であったのかもわかりません。
息子が生後間もなく先天性の病気と診断されたことに
神経は更に衰弱していきました。
わたしの心の歪みは子どもの歪みとなって現れ
本当に苦しい時代でした。

そんなときに神さまにお出会いし信仰へと導かれました。
信仰を持ったからといってすぐに何もかも上手くいくわけではなく
それからまだまだいろんな苦難を通されることになりました。

聖書の言葉は渇いたわたしの心に染み入るように入ってきて
おおいに慰められ励まされたのでした。
また夫の変らぬ助けもありました。

あれから30年
逃げ出したいと思い続けたこの地で今もわたしは暮らしている。
子どもたちも無事成人した。
舅も長い間介護をした。
しーちゃんのことはいろいろ愚痴っているけれど
実母よりも長い年月をいっしょに暮らしている。
わたしにとってこの30年は本当に訓練と忍耐と恵みの時であったと思います。

   
    あなたはわたしのために、
    嘆きを踊りに変えてくださいました。
    あなたはわたしの荒布を解き
    喜びをわたしに着せてくださいました。
    わたしはとこしえまでも、あなたに感謝します。
                                 詩篇30:11
by mariko0204 | 2007-04-01 22:44 | 恵み