春がくると
2010年 03月 04日
秋に剪定をした(夫が)枝や木を
毎年冬の間にナタでコツコツ削って
チップにしておきます。
春がくると
外にかまどを据えて
そのチップを煮出して液を採り
また染めものがはじまります。
かわりのない裏の景色も
いくぶん春の気配がしてきて
わたしも冬ごもりから目覚めて始動です。
きょう(昨日)は花梨を染めました。
大鍋にかりんの液を煮出すと
あたりにいいにおいが立ち込めて
ちょっとシアワセを感じるひとときです。
だれかと分かち合いたいのだけれど
だれもいないので
まわりでウロウロしているマロンに
「いい匂いやね~、シアワセやね~。」と
同意を求めたりたりして^^;
夏に向け
これから麻を染めていきます。
といっても
ごはんを作ったり畑の仕事をしながらなので
そんなに大した量ではありませんが。
草や木で染めるものは
茶色の濃淡や緑系統がでやすいのですが
かりんや枇杷はサーモンピンクのような
昔、カバ色という色があったように思うのですが
そんなオレンジ系の色が出て
最近のわたしの好みです。
赤い花や赤い実のなる木は
媒染にもよりますが
こういった色が出やすいですね。
家で剪定したものだけでなく
薪ストーブの焚き物としてもらった中にも
染めの材料になるものがよくあります。
この木はどこで貰ったものか
何の木かよくわからないのですが
ナタで割ったら
こんなに赤い木があらわれてびっくりしました。
濃い赤い花が咲く木なのかなぁ、と想像しています。
木の表皮はこんなのですが
何の木でしょう?
これをまたチップにして
煮出そうと考えているのですが
どんな色がでるのか楽しみです。
by mariko0204
| 2010-03-04 23:48
| 染色