京都散策
2008年 12月 05日
きのう、用事があって京都百万遍へ行った。
百万遍は、京都大学があるところ
街には自転車に乗った若者がいっぱいだった。
百万遍で用事を終えたあと
美術館で夫と合流する予定なのだが
時間もあるし、きのうはとっても暖かかったので
ゆっくり歩いて東山通りを下ることにした。
しんどくなったら途中から市バスに乗ればよい。
京大の建物に沿って歩いていく。
しばらく行くと
こんな表札(?)が
吉田寮
昔、漫画で読んだような記憶がある。
NHKの番組で見たことがある。
京大の学生寮。
こんなところにあったのか。
その古さに驚いて(100年ぐらい建っているのだろうか)
ちょっとしりごみしたけれど
その古さに惹かれて
ためらいつつ中へ入っていった。
ここは音楽関係の部室のようだ。ヴァイオリンとチェロを弾く男子学生がいた。
窓にはビッシリ蔦が絡まって室内は薄暗かった。
自転車がたくさん止まっていて、学生と思われる若者が頻繁に出入りしていて
クラブの部室に使われているのかなあ、と思ったけれど
チャンと寮生も居るようだった。
帰ってからネットで見ると
ここのことを書いたブログもたくさんあって
興味のある人が多いということもわかったし
寮費が一ヶ月400円で
150人ほどの寮生が住んでいることもわかった。
おもにアジアの外国から来た留学生とその家族が住んでいることも。
壊れかけた食堂の建物は
イベント会場として使われているらしい。
ほんとうに古い
こんな古い建物を見たのは最近なかったように思う。
そこに人が住んでいるというのが、またうれしい。
わたしはこういうのがすきだ。
古くてもすごくりっぱなものや
OO記念館とかOO屋敷とか
きちんと整えられて公開しているものより
古いものを工夫して住み継いで行く暮らしに
歴史を刻んだ建物に
そこはかとなく魅力を感じる。
京都散策、ここへ来ただけでもうじゅうぶんだった。
by mariko0204
| 2008-12-05 23:18
| 旅