恵みの中で…


by mariko0204

紅葉も 


野山の木々がきれいに色づいて
あたり一面燃えるような美しさである。

自然の中に神さまの技をみる、というが
ほんまにそうやな~、と紅葉を見てまた思う。

わがやの木々も、順番に色づいては落ちていく。
いまはこれが、陽の光に黄金色に輝いてとても美しい。

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銀杏の生らないイチョウの木
昔しげさんが、拾ってきた銀杏を植えたものらしい。
畑の隅に植えたのがずいぶん大きくなった。

畑の周りにはいろんな果実の木が植わっている。
前はまわりが全部田んぼだったので
落ち葉がどれだけ落ちてもかまわなかった。
ところが農地整理があって
溝ができ
道が出来
となりには新しい家が建って
落ち葉が、溝や道やとなりの敷地にわんさと落ちる。
今は風が吹くたびに、イチョウの葉がザーッととなりの家の庭に、玄関に飛んでいく。

休みの日には夫が道や溝をきれいにしてくれるが
おとなりまで入っていくことはできない。

「全然気にならヘンよ~」と言ってくれるとなりの奥さんに了解を得て
働いておられて昼間留守なので、そのあいだにわたしが落ち葉を掃く。

気にならヘン、って言ってくれはるから気にしなくてもいいのでは
とわたしは思うのだが
倫理感や道徳感が、わたしよりはるかに上の夫は
気づかないところで迷惑を掛けていることもあるのやから
気づいたことはせんとアカン、と言う。
今日は暖かいので、となりの落ち葉を掃いておくように
と言い残して出て行ったので
午後、マロンを相手におとなりと道と溝の掃除をした。
わたしは、葉がぜ~んぶ落ちてからすればよいと思うのだが・・・

先日行った山里の紅葉も、それはそれは美しくて感動した。
ハラハラと舞い落ちるもみじに、風情があってすてきやね~、と
みんなで言い合った。

同じ紅葉も、見るのと掃くのとではエライ違いである。
一生懸命掃いていて
うえからハラハラとイチョウの葉っぱが落ちてくると
風情がある、なんてものではない
腹がたってくる。
人間、立場が変わるとこうも変わるものなのやな~ ^^;

イチョウの木には、まだ葉っぱがいっぱい付いている。
マロンが歩くたびにバサバサ落ちてくる。
裸になるまで、まだまだ落ち葉かきは続くのだ。

イチョウの木が終ったら、わが家の落ち葉はもうおわり。
いよいよ本格的な冬になる。

もうすぐ・・・
by mariko0204 | 2008-12-03 22:03 | 暮らし