恵みの中で…


by mariko0204

マツコさんのふく



 「マツコさんが着てはるような服を作ってほしい」

信仰の友E子さんに頼まれた。


(以下の文、画像はE子さん了承のもの)


腕が上がりにくくなり着替えがし辛くなった。
マツコ・デラックスさんが着ている貫頭衣のような服なら
お出かけの時パジャマの上からガボッと被れ
お世話する人の手を煩わすことが少ないのでは、
という要望で


衿なし

袖なし

とても簡単な
ケープを作ることになった。


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       礼拝堂にて T牧師撮影




ピンクの好きなE子さん
サーモンピンクの布はたった200円。
ひざ掛けの布はSさんからもらったもの。

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背中はじゃまにならないよう短くして
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バラの花が大好きなE子さん
かわいいバラの花模様で。

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同じ形で2枚作った。
お出かけが楽しくなればいいな~、と思いながら






一か月の半分を入院治療、後の二週間は自宅で過ごしておられる。


病室は高齢者が多く
ほとんど会話のない部屋だったが、E子さんが誰彼となく声をかけると
黙っていた人たちがこれまでの人生の苦難をぼつぼつと話されるのだと聞く。

E子さんから聖書をはじめて聞いた同室の方が、教会へ連れて行ってほしいと言われたそうだ。
それはちょっと無理なこと
で、牧師がみことばの出前(?)をされているそうだ。

自由に動くことはできないE子さんだが、みことばはあちらこちらと
羽が生えたように遠くまで飛んでいくのである。



「わたしは口から生まれたの」という彼女は
よくしゃべり、よく食べる。
賛美歌も大きな声で歌う。

ときどき病気であることを忘れるほどである。


つらいことはたくさんあるだろうに
いつも喜んで感謝される姿に
励まされることが多いわたし達である。



教会には「ハレルヤ食堂」というのがあり
毎日曜のお昼ごはん(デザート付き)が200円で提供されている。
お料理上手な人たちがいろいろ工夫して美味しいごはんを作ってくれるのだ。
男性陣(モーセ会)が作る週もあり
その日はカレー限定、お肉ゴロゴロでとってもおいしい。


わたしはたまにだが

ひとり暮らしの人や、クリスチャンホームの人たちは
礼拝の後ここでお昼を済ませる人が多く
ハレルヤ食堂はいつも大繁盛である。




E子さんのお昼ごはんはいつもだれかが介助をする。

車椅子も誰かが押す

細々としたお世話も傍にいる人が何気なくされる。



なんと麗しいことか。




       主はすべてのものにいつくしみ深く
       そのあわれみは
       造られたすべてのものの上にあります。
                      詩編145:9
 




    
by mariko0204 | 2016-06-25 21:59 |