恵みの中で…


by mariko0204

旅記 木次線に乗りに

  



冬に計画倒れになっていた18きっぷ鉄道旅、
木次線に乗りに29、30日に行ってきた。
中国地方、天気予報は大雨で各地に被害が出ている模様だったが
わたし達の行くところはどこも雨は降らなかった。
しかし猛烈な暑さに、列車待ちの間も駅前を一巡りするだけで
すぐに駅舎に逃げ込んだのだった。

山陽本線を乗りつぎ岡山まで
(この間はほとんど寝てばかり、ここで睡眠不足を解消する)
岡山から伯備線で新見まで
新見から吉備線で備後落合
備後落合からこの旅の目的
「木次線に乗ってスイッチバックを見る」ため木次線で宍道まで
宍道から山陰線で米子へ 一日目終了

二日目
境線で境港を往復
その後は、山陰線を京都に向け帰るのみ
最寄駅着21時58分




吉備線、木次線は一両の超ローカル線
乗客は、途中から高校生が乗ってきたものの地元の人はごく僅かで
他はみな鉄道好きな旅人ばかり。

中国地方の山の中を喘ぎ喘ぎ登っていく。
狭く古びたトンネルをいくつもいくつも通り抜け・・・




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みな時刻表と地図をもっていて
時折それらを眺め、今どこを走っているかを確認している。
わたしも同じ。

10人ほどの旅人の中に父子連れが一組
長い鉄ちゃん人生を歩んできたと思われる父と
父そっくりの顔をした小学生の男の子が、鉄道についてなにやら難しい話をしている。
ほとんど父が息子にに語っているのだが、それを真剣に聞いている男の子がかわいらしい。

男の子はお父さんと同じ鉄っちゃんになるのだろうなぁ。



この青年

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わたしにニッコリ笑顔で「奥さま…」と丁寧な言葉使いで話しかけてくれる。
奥さまなんて呼ばれたのははじめてのことで、ちょっと引いてしまったが
ひとり旅は少し寂しいのかいろいろ話しかけてくれるので
わたしも鉄道のこといろいろ聞き、楽しいひと時を過ごしたが
どこかの駅でいなくなってしまった。
気楽なひとり旅なのだろう。


今日の旅人はおじさんがほとんど
女性はわたしひとり

目的のスイッチバックは運転手さんが後ろと前の運転席を行き来し
あっという間に終わってしまって
ふ~ん、これがスイッチバックかぁ、という感。


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停車時間が長くなると
みんな外へ出て写真撮影

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ところでこのふたつの路線
駅に売店も、駅前にお店屋さんも全然ない。
早くに朝ご飯を食べて出てきたのでお腹が減って
岡山でおやつにサンドウイッチを買って食べた。
お昼はどこかの駅でおにぎりを買うつもりだったが
それがあまかった。
買っておいたおやつを忘れてきたのでお茶しかない。
お腹が減ってひもじい思いをしながら
お茶で紛らせて過ごした。







山や田舎の風景にあまり興味のない夫はこんな感じ。
駅に着くと構内に興味の対象があるらしく見違えるように元気になる。

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鉄道の旅も人それぞれなんだなぁ。


夜は、米子の駅近くのおさかな屋さんで
新鮮でおいしいお魚料理をいただく。


つぎの日は

路線塗りつぶしのため境線で境港まで
噂に聞いていたが
米子駅の構内から水木しげるワールドがこれでもかこれでもか、という勢いだった。


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境港を往復して


山陰線を乗り継ぎのりつぎ
日本海を眺めながら京都へ



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駅弁やおやつを買って
あと数時間の列車旅を満喫する。





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「たとい山々が移り、丘が動いても、
わたしの変わらぬ愛はあなたから移らず、
わたしの平和の契約は動かない」と
あなたをあわれむ主は仰せられる。
             イザヤ54:10

by mariko0204 | 2013-08-01 15:54 |