信楽へ
2009年 09月 24日
シルバーウィークの一日、娘に誘われ
「近江鉄道信楽高原鉄道フリーキップ」で
信楽へ行ってきた。
前々から一度乗ってみたかった信楽高原鉄道。
ガチャコンという愛称で親しまれている
乗車料金が高いので有名な、わが町を走る唯一の鉄道
近江鉄道にも久しぶりに乗ってみたかった。
1000円のフリーキップが出ていると聞き
コレは行かなければ、と思ったのだ。
八日市駅から一両編成のガチャコンに乗って
黄金色に色づいた田園地帯をコトコト走り抜け
貴生川から、これまた一両の電車で
信楽高原をゆっくり走っていく。
ゆっくりのんびり車窓の風景を楽しみながらおよそ一時間
信楽のひとつ手前、玉桂寺前で降り
(ここは娘が高校生の頃、
アトピーがひどく、この近くにある薬草風呂がよく効くと聞き
車で一時間程かけ通ったのだった。
3ヶ月ほど通っただろうか。
よく覚えていないが、あまりに遠いのと入浴料が高いのとで
長くは続かなかったように思う。
その後、娘の肌はきれいになったので
そこの薬草が効いたのかもしれない。
お風呂から見える吊り橋を
一度渡ってみたいと思いながら、お風呂に時間がかかり
その辺りを散策する間がなかった。
娘がここで降りてつり橋を渡ろうと言い出した。
わたしも同じことを考えていて
母娘の思うことは同じだ、とちょっと可笑しかった。)
すぐ前のつり橋を渡り
だ~れもいない田舎道をふたりで歩いて信楽まで。
連休中だったが、信楽の町はわりあい人も少なく
窯元散策路、というのをぶらぶら歩きながら
お店に並ぶ陶器を眺めたり、すきな風景を写したり
窯元を見学させてもらったり
あ~だこ~だとおしゃべりしながら
のんびりした時間を過ごした。
散策路の途中
もう長い間使われていないような登り窯があって
勝手に中を見せてもらった。
焼く前の器や壷があちこちに積まれている。
ずいぶん古いもので
製品化されることはなさそうだ。
横の小屋には
成型済みのものが積まれているが
ほとんどわれている。
廃業されたのか移転されたのかわからないが
この登り窯で
たくさんの信楽焼が生み出され
それを生業とした人たちがいたのだろう。
廃屋や廃線跡、錆びた鉄・・・
朽ちていくものに惹かれる。
暑い日だったので
お昼は娘が冷やしうどん、わたしは天ぷら冷やしうどん
えびが3尾と野菜の天ぷらがたくさんついてきて
ふたりで半分っこ。
あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく
朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない
神のことばによるのです。
「人はみな草のようで、
その栄えは、みな草の花のようだ。
草はしおれ、花は散る。
しかし、主のことばは、
とこしえに変わることがない。」
Ⅰペテロ1:23.24
by mariko0204
| 2009-09-24 22:34
| 旅