恵みの中で…


by mariko0204

信楽へ

     

シルバーウィークの一日、娘に誘われ
「近江鉄道信楽高原鉄道フリーキップ」で
信楽へ行ってきた。

前々から一度乗ってみたかった信楽高原鉄道。
ガチャコンという愛称で親しまれている
乗車料金が高いので有名な、わが町を走る唯一の鉄道
近江鉄道にも久しぶりに乗ってみたかった。

1000円のフリーキップが出ていると聞き
コレは行かなければ、と思ったのだ。


八日市駅から一両編成のガチャコンに乗って


黄金色に色づいた田園地帯をコトコト走り抜け
貴生川から、これまた一両の電車で

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信楽高原をゆっくり走っていく。

ゆっくりのんびり車窓の風景を楽しみながらおよそ一時間
信楽のひとつ手前、玉桂寺前で降り

(ここは娘が高校生の頃、
アトピーがひどく、この近くにある薬草風呂がよく効くと聞き
車で一時間程かけ通ったのだった。

3ヶ月ほど通っただろうか。

よく覚えていないが、あまりに遠いのと入浴料が高いのとで
長くは続かなかったように思う。
その後、娘の肌はきれいになったので
そこの薬草が効いたのかもしれない。

お風呂から見える吊り橋を
一度渡ってみたいと思いながら、お風呂に時間がかかり
その辺りを散策する間がなかった。

娘がここで降りてつり橋を渡ろうと言い出した。
わたしも同じことを考えていて
母娘の思うことは同じだ、とちょっと可笑しかった。)

すぐ前のつり橋を渡り
だ~れもいない田舎道をふたりで歩いて信楽まで。


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連休中だったが、信楽の町はわりあい人も少なく
窯元散策路、というのをぶらぶら歩きながら
お店に並ぶ陶器を眺めたり、すきな風景を写したり
窯元を見学させてもらったり
あ~だこ~だとおしゃべりしながら
のんびりした時間を過ごした。


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散策路の途中
もう長い間使われていないような登り窯があって
勝手に中を見せてもらった。


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焼く前の器や壷があちこちに積まれている。
ずいぶん古いもので
製品化されることはなさそうだ。
横の小屋には
成型済みのものが積まれているが
ほとんどわれている。

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廃業されたのか移転されたのかわからないが
この登り窯で
たくさんの信楽焼が生み出され
それを生業とした人たちがいたのだろう。

廃屋や廃線跡、錆びた鉄・・・
朽ちていくものに惹かれる。


暑い日だったので
お昼は娘が冷やしうどん、わたしは天ぷら冷やしうどん
えびが3尾と野菜の天ぷらがたくさんついてきて
ふたりで半分っこ。



    あなたがたが新しく生まれたのは、朽ちる種からではなく
    朽ちない種からであり、生ける、いつまでも変わることのない
    神のことばによるのです。

    「人はみな草のようで、
     その栄えは、みな草の花のようだ。
     草はしおれ、花は散る。
     しかし、主のことばは、
     とこしえに変わることがない。」
                             Ⅰペテロ1:23.24



       
by mariko0204 | 2009-09-24 22:34 |